穴あきPC板合成床工法大型スラブの長期たわみ性状(追報) 

 既に、本年1月に当新着情報でお伝えしました「集合住宅用大型スラブの長期載荷実験」が1200日を超え、更に1700日の延長が決まりました。測定結果グラフを新しくしてご報告申し上げます。
 実験スラブは、RC造地上6階建て集合住宅の1階スラブ(内法面積120u、124m×11.4m)を使用しています。平成13年6月より、以下の5種類のスラブ工法で実施中です。スラブ厚は、1〜4が350mm、5が300mmです。

1 鋼管ボイド内蔵スラブ
2 プレストレス導入、トラス鉄筋付きポリスチレンボイドスラブ
3 穴あきPC板合成床工法
4 プレストレス導入リブ付きPC板ポリスチレンボイド内蔵スラブ
5 アンボンドPC鋼材を使用したRCスラブ

合成床長期たわみ測定結果 2004.9.30現在
合成床長期たわみ測定結果グラフ

 日本建築学会でも発表されました675日経過時の長期たわみ倍率が1.43〜3.26倍で、穴あきPC板合成床工法が1.43倍と最も良い性能を示しています。1200日経過した現在もその後のたわみ増大は他の工法より少なく、たわみ計算値に対する長期たわみ倍率も1.5倍未満で推移しています。
 最近大型化している集合住宅のスラブ工法には、穴あきPC板合成床工法が安心してご採用頂ける工法と言えます。

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