断熱保温養生材
 
ICシート
 

ICシートとは
ICシート(Insulated curing seat)」は、コンクリート打設後の保温養生に使用する断熱シートです(写真1)



■構成
 耐久性の優れた3種類のポリエチレン(以下:PEと略す)素材であるフィルム、補強繊維、発泡材を1枚に複合した上、透湿しにくいPEフィルム面を外側に背中合わせた2枚の保温シートを線で縫い合わせ1枚ににしたのが「ICシート」です(図1、写真2)。 

写真
1 ICシート
主な性能値

①密度:25kg/m3  (JIS A9511による)

②熱伝導率:0.036W/m K  (JIS A1412 HFM法による)

③透湿係数:7×10-3g/m2/h/mm/Hg (JIS A9511 による)


■特長

①透湿係数の小さいPEフィルムをICシート表と裏に使用し たため、蒸気養生時水蒸気が本体に侵入しにくく、保温断熱性能の長期間保持が可能です。また一般養生時に湿潤養 生シートの水分蒸発を抑え、長時間コンクリート表面の保湿状態を維持できます。

②高断熱性の発泡
PEを利用し、温水・蒸気・電熱等によるコンクリート促進養生時のエネルギー節約に貢献できます。

③補強繊維の混入により、突出鉄筋等によるシートの突き破り傷の拡大を防止でき、テープなどによる傷口の補修も容易にできます。

④「ICシート」の両面が同じ構成であるため、表面が摩耗後、裏面も利用でき、使用寿命は理論上では倍長いです。
※自社工場使用転用回数例:片面50回以上(毎日1)


⑤軽い素材で構成されたICシートは、施工時に扱いやすいです。

⑥マジックテープ付きICシートを利用した場合は、各「ICシート」を繋いだ上で、更に長い断熱シートに変身できます。

 
 

図1 ICシートの構成


写真
2  ICシートの構成
■製品寸法

①標準製品:幅1.75m×長さ15m

②特注品:幅0.51.75m、長さ125m

厚み:約6mm(共通)

④特注品数量:
5000~ご注文を承ります。

お問合せ先は下記によります。


■製品販売価格

お問合せによる。



■使用方法
(2)

①コンクリートを打ち込み

②通常の湿潤養生期間開始時、湿潤養生シート(別売)や布等をコンクリートの上に敷設

③「ICシート」を覆う。ICシートは長期間において、無散水で構造物表面の湿潤状態を保たせることが可能


■用途例

①屋外180m製造ラインのコンクリート二次製品の温水養生用断熱材としての利用(写真3、写真4)

②橋梁スラブ、建築スラブ、ケーソン、ダム、布基礎・ベタ基礎、フーチング、カルバートボックス等コンクリート構造物の保温養生材としての
利用

③その他の遮熱材・断熱材としての利用
 住宅リフォーム用断熱材や伝導熱及び輻射熱用遮熱材としての利用も
可能



■本商品のお問合せ先:

141-0022

東京都品川区東五反田1-2-33 白雉子ビル6 階

昭和KDE 株式会社
ファインメタル事業本部

TEL:03-5904-8977
FAX:03-5904-8978

i-ono@showa-hp.co.jp

担当:小野 勇

2 ICシートの使用方法例



写真
3 屋外180m製造ライン実用例
(マジックテープによる繋ぎの場合)



写真
4 マジックテープ付のICシート

ツルガホームページに戻る
++ 株式会社ツルガ ++
〒651-2233  兵庫県神戸市西区櫨谷町福谷339-2
TEL 078(991)1956 FAX 078(991)1277
Copyright(C) 2021 TSURUGA Co.,Ltd.